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60代で都心から海を臨む別荘地に移住。 自宅で働きながらリゾートライフを楽しむ暮らし
「吉野熊野国立公園」に指定された海岸線が見下ろせるテラス。「星空を見上げながら飲む地ビールは最高においしい」とご夫妻
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2017.04.19

60代で都心から海を臨む別荘地に移住。 自宅で働きながらリゾートライフを楽しむ暮らし

「インターネットがあれば、どこでも仕事ができる」。紀州・白浜の元別荘を改装し、仕事もオフタイムも満喫するセカンドライフ

TRIP
60

大阪の中心地から和歌山県白浜町に移住したグラフィックデザイナーのNさんご夫妻が暮らす住居兼事務所を訪れた。
ご主人は1970年代初めに上京し、六本木などに事務所を構えて19年間第一線で活躍。その後、故郷の大阪に戻り、サラリーマンを経て奥さまと会社を立ち上げ、仕事中心の生活を送っていたという。

物件データ 所在地/和歌山県西牟婁郡
面積/167.80m²
リノベーション竣工年月/2016年6月
設計/貴志泰正(㈱貴志環境企画室)www.mkishi.com
施工/㈱西峰工務店www.nisimine.com
取材協力/㈱スエタカ www.suetaka.com

白浜への転居を決めた理由については、「主人が60代後半になり、生活環境を変えたいと思い始めました。インターネットとパソコンがあれば、どこにいても今の仕事は続けられます。二人とも元気なうちに自然が豊かな所で、やりたいことをやろうと決心しました」と奥さまは話す。

鉄筋コンクリート造の2階建て。外装は防水処理を施した後、白く塗装し直した。海辺にふさわしいすがすがしい佇まい
2 階に上がる階段室。壁面にカラフルなボルダリングのホールドを取り付けて遊び心をプラス

新たな住まいとして購入したのは、1973年築、鉄筋コンクリート造の2階建て。元は企業がクライアントを接待するための別荘として使われていた建物で、三段壁、千畳敷といった景勝地が続く「吉野熊野国立公園」の海岸線を見下ろす立地にあり、徒歩1分で海岸に行ける絶好のロケーション。さらに南紀白浜空港までは車で10分。東京での打合せに日帰りできることも、今も現役で活躍するご夫妻にとって好都合だった。

キッチンの作業台は大阪時代の仕事場のデスクを活用。食器のディスプレーを兼ねるオープンシェルフで「見せる収納」を実践
「太陽の間」は9畳の洋室。大きな窓からテラスが続き、海も臨める
「月の間」は8畳の和室。壁はモルタル仕上げ、天井はコンクリートの躯体を現し、和に寄り過ぎないモダンな雰囲気に

内装は知り合いの建築家、貴志泰正さんに設計を依頼し、全面的にリフォーム。1階をご夫妻の事務所と居住スペース、2階をゲストルームとし、既存の天井を取り払って構造躯体を現し、開放的な空間に仕上げた。温泉が引かれた浴室は、ほぼ既存のまま残している。

温泉が引かれた浴室。設備も仕上げも既存のものを活用し、タイル部分のみ高圧洗浄を行った。自宅に居ながら温泉三昧の毎日
庭のハイビスカスを近くで眺められるよう、窓に面して大きなテーブルを配置したダイニング

「仕事も落ち着いて集中できます。せかせかしなくなり、気持ちに余裕ができました。きれいな空、星、夕焼けを見たとき、広大な海を眺めているとき、おいしい水を味わったとき、自宅の温泉に浸っているとき…幸せに感じ、白浜に来て良かったと、つくづくと思います」とご夫妻は口をそろえる。
 現在は釣りに凝っているというご夫妻。今後はスキューバダイビングやクルーザーの免許取得にも挑戦したいと、のびやかな環境で好奇心旺盛に歳を重ねている。

リビングダイニングから続く仕事場。元は壁で仕切られていたが、撤去して開放的な空間を実現
text_ Sayaka Noritake(colonna) photograph_ Hideki Ookura
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