「私が生まれ育った島根県の家の近くには宍道湖があり、広い湖面や湖を照らすきれいな夕日を見るのが大好きでした。だから、水のそばで暮らすのが憧れだったんです」と話すIさん。 この家に引っ越してくる前は京都市伏見区に住み、趣味のテニスをしに行く途中、いつも車から琵琶湖の 景色を眺めては、「いつか琵琶湖のそばに住めたら…」と思い続けていたという。
お子さんを育て上げ、独立させて気楽な立場になったとき、住みたいところに住もうと転居を決心。滋賀県大津市の琵琶湖畔に土地を見つけ、同じころ、雑誌広告で見たダイコーホームの家が気に入り新居の設計を相談することに。 「ダイコーホームさんは、私が思い描いていることを話すと、その思いを汲んでイメージ通りの形にしてくださいました。なんでも相談に乗ってくれて心強かったので、家づくりのパートナーに選びました」(Iさん) Iさんのリクエストは盛りだくさん。明るく、あたたかな家にしたい。ゲストと楽しく集まれて、ひとりで過ごすときは癒されるリビングに。浴室は広く、十分な収納スペースも必要。生活感のないシンプルなインテリア…etc.。でも、いちばん望んだことは、琵琶湖がきれいに眺められること。
設計を担当した野村剛史さんは、「LDKからだけでなく、吹抜けを設けて寝室からも湖が眺められるようにしています。また、デッキから水面が続いて見えるようにデッキを斜めに設置したり、漁港が目に入らないようにしたり、湖の美しい見え方にもこだわりました。手すりは眺望の邪魔にならないよう、すっきりとしたスチール製を選んでいます」
「朝日が湖面に映りながら昇っていくのですが、それがとてもきれいで感激します。湖面に映った月もロマンチックです。琵琶湖は刻々と表情が変わって、1日ずっと見ていても飽きることはありません。そして、とても癒されます」(Iさん) まるで湖に浮いているような家。シンプルなインテリアが、景観の美しさをさらに引き立てている。